どうもこんばんは。
センチメンタルペーです。
私はパンブログを書いているつもりです。迷子か何かでひょっこり見てくださった方がどんな気持ちの時に目にしてくださるか分からないので、当初パンだけのっけていこうと思っていました。
ですが、えー、本日はちょっと育児ネタでございます。
長いので帰りたくなった人は遠慮なく帰っちゃってね。
うちの次女は2歳半です。
先日自治体の集団検診がありました。
保健師さん、歯科医さん、栄養士さん、それぞれのタイミングでどの方からも「そろそろおっぱいは卒業していいんじゃないかな~」とお話されました。
長女の時は、止める方向で育て、夜泣きのついでに卒乳してしまいました。1歳1ヶ月の時でした。彼女は深夜2時から4時まで取り付かれたように毎晩決まって泣く人でした。グズグズではなく本物の夜泣き。
時は流れて、最近では卒乳の時期は赤ちゃんが決める。とか、お母さんが苦でなければ自分から離れるのを待っていい。とか、そんな話を聞きます。これは医師や施設によっても諸説あるし、何年かすればまた話が変わるでしょう。お母さんの信念でいいのだと思います。
で、我が家といえば、ようやく授かった二人目。最後のトメ子ちゃんです。末子でもいいでしょう。
正直、可愛くて仕方ないのです。
早く真人間になってくれ、早く恥ずかしくない程度の大人になってくれ、と責任を感じる緊張の育児とは全く異なり、(この場を以って長女、すまん)めんこくて仕方ないのです。
イヤイヤ期ですからイヤイヤ言うのです。でも、イヤの筋は通っていますし、イヤって言われても言うのを覚悟しているので「やっぱり言った!」ってギューっとしたくなるのです。
すいません、そろそろイタイですよね。
続けます。
続くんだね。MOREとかじゃなくてね。
ですから、おっぱいは幼稚園に入って忘れちゃうまであげててもいいかなー、とか緩く考えていました。
おっぱいおっぱい書いてますけど大丈夫ですか?
「おっぱいは赤ちゃんのなんだよ」と言えば「○ちゃん、赤ちゃんです!バブー。」と言い、勝手にTシャツめくるので「おっぱいはママのですよ」と言うと「おっぱいは○ちゃんのだよ」とニタッと笑いペロッと出してパクッとする。そしてパクッとしたままニコッとする。
この夏実家でもところかまわずめくるので「今日のおっぱいはもう終わりました」と言えば「おっぱいくーだーさい」ってニコニコ連呼。
人生のマックスを感じていました。
でも、その時はやってきたのです。
検診で言われた事をちゃんと理解していたのです。その話をすると困惑した顔なのです。
でも、これが止め時なんだろうなぁ、と、母も理解しました。
帰宅してソファに座り「もう終わりなんだってね」って言ったらTシャツをめくってこちらを見ます。いつもなら勝手にペロッてしてパクっとするところ、こちらを見ています。「最後ね」というと、にっこりパクッとしました。
その後、寝るまで隣に座らずにいました。座るとめくるので。
たまたま昼寝が短かったので、夜は勝手に寝てしまいました。夜中は4回起きました。いつも無意識で乳を探るのですが、「パイパイもうないよ。お水のむ?」と言うとはっきり目を開けて、泣いて、ゴニョゴニョして、水は飲まずにどうにか寝ました。これを4回。
こっちが負けそうです。なんて健気なんだ。
朝になってソファに座ると、私の手を持ってTシャツの裾を持たせます。「ないんだよね」と言うと目に涙をいっぱいためて笑います。「あげてまうやないか!」でも下ろしました。
こちらは機能上絞らないと大変なことになっています。頑張る次女に悪いから、洗面所でこっそり絞っていたら「どったの~?」と来ちゃいました。「おっぱい痛いの」って言いましたら「ママごめんね~」ってまた涙をためている。 これまで伸ばしまくってテレビを見たり、かじったりして「いたい!」と何百回言ってきました。その度次女は「ママごめんねぇ」と言いました。 条件反射でしょうか。でもこちらセンチメンタル。「あげてまうやないかーーーー!」です。でも絞りました。
何度か痛くて絞りましたが、次女がその度困った顔をします。そして隣に座るとまた私の手をTシャツに運びます。その度にもう泣けてくるのですよ。
震災の時に新生児だった彼女は突然電気も水道も暖房も無くなったあの日も、真っ暗な中顔をフガフガ振ってオッパイを見つけてくれました。夫が懐中電灯で私の乳を照らしたのはあれが最後です。いや、最初ですけどね。
寒くて寒くて、ダウンコート着て羽毛布団に包まって乳を出して、それに寄るちっちゃなちっちゃな口があったかくてね。「生きていこうね」って思った。
女として母として、どうやらこの乳房は私のものに帰ってきたようです。沢山の幸せをありがとう。
数日後には洗濯板組合に帰ります。すっかり忘れて勘違いしていましたが、数日後は第7肋間くらいまで容易に確認できることでしょう。(写真掲載は自粛します)
今朝、夫に「長い間ご苦労様でした」と言われ泣きそうになった。でも「もう二度と戻らないから写真とって撮っておこうかな」って言ったら相手にしてくれませんでした。 洗濯板の嫁もきっとかわいいぞ!
私の母は乳がんです。
私が次女を出産した直後に切除しました。
遺伝的な要因は仕方の無いこと。
母の手術の時、母のおっぱいに「ありがとう」と言いました。
わたしのおっぱいも、いままでありがとう。そんで、よっくみといてあげるけど、何かわかったらその時はよろしく。
数日後、洗濯板になった母に対する長女のコメントがこわい。や、私が大人なリアクションで返せるかが怖い。
長女、気をつけろ!
今日はなんとなく私の足元で眠りにつけた次女、今夜はどんな夜になるのかな?
私が勝手に出しませんように。
ほんと、もう、泣けちゃって。
なんかすいません。